UAVによる赤外線調査
赤外線法(サーモグラフィ法)は赤外線サーモグラフィ装置を用いて、物体の表面温度分布を熱画像として記録し、タイルやモルタルなどの仕上げ材、コンクリートの浮き・剥離を検出する手法です。
熱画像の撮影方法としては、地上型の赤外線サーモグラフィカメラを用いる事が多く、弊社でも多くの実績がありますが、今回はUAVを用いた事例を紹介します。
熱画像は、検出精度を確保するため対象になるべく正対させ撮影することにより検出精度が向上します。
そのため地上型の赤外線カメラの場合、高さのある構造物に対しては離隔を取る必要があるため、浮き・剥離部の最小検知寸法が大きくなります。一方、UAVを用いた撮影では対象に正対して撮影できるため、精度の確保および最小検知寸法の調整が比較的容易であり、連続熱画像を取得・解析する事で、オルソ熱画像の生成も可能です。
別途、高解像度カメラによる連続画像を取得しオルソ画像を生成すれば、オルソ熱画像と合成することで、ひび割れ等の損傷と浮き・剥離部の位置関係をより分かりやすく整理することもできます。詳細は、弊社までお問い合わせください。
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解析結果 |