点検支援技術性能カタログ登録技術のご紹介(その2)
前回は【橋梁部門】に登録している“損傷抽出支援ソフトウェア「k-trace」”についてご紹介いたしました。今回は、【トンネル部門】登録の“トンネル撮像システム・損傷抽出支援ソフトウェア「k-trace」”の内容をご紹介いたします。
●トンネル部門 トンネル撮像システム・損傷抽出支援ソフトウェア「k-trace」
技術番号:TV010021-V0022
本技術は、詳細な壁面状態を面的に記録し、トンネルの展開画像を作成するトンネル撮像システムと、変状を抽出する損傷抽出支援ソフトウェア「k-trace」の2つの技術で構成されています。
トンネル撮像システムは、主に16台のカメラ、LEDライト、収録用PC、2Dレーザスキャナから構成されており、20~50km/h(30㎞/h推奨)で走行しながらトンネル覆工面の撮影を行います。撮影対象のトンネル内空形状に応じてカメラ配置やシャッタースピードなど設定を検討・最適化するため、多様な鉄道や道路等のトンネルに適用可能です。
撮影画像のレンズによる歪みの補正処理を施した後、覆工スパン毎に上下接合し合成し、正確な展開画像を生成します。成果品となる変状図は、これらをCAD等へ貼り付け「k-trace」※1)にて損傷の抽出を行います。
※1) (【橋梁部門】に登録している損傷抽出支援ソフトウェア「k-trace」を使用します。)
トンネル撮像システムと計測画面例
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●ひび割れ判読図化システム K-Traceの詳細についてはこちら
●国土交通省報道発表資料 https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001586.html