学術論文のご紹介
当社に関連した下記の論文が公開されましたので、各論文の概要をピックアップしてご紹介いたします。
●浮桟橋の函間渡橋の挙動計測・解析手法に関する一考察
(土木学会 第46回海洋開発シンポジウム2021)
チェーン係留方式の浮桟橋において、船舶の接岸や航走波により繰り返し動揺を受ける函間渡橋の定量的な挙動を3つの計測手法(サーボ型加速度計、モーションキャプチャカメラ、RTK-GNSS測量器 )を用いて計測・解析しました。本論文は、それぞれの特徴を整理評価することにより、今後の維持管理に向けた計測手法等を考察したものです。
サーボ型加速度計 | モーションキャプチャカメラ | RTK-GNSS測量器 |
浮函と函間渡橋の計測器の配置 |
●効果的なデータ収集と蓄積を目的とするLPWA通信とデータプラットフォーム連携に関する基礎研究
(土木学会 建設マネジメント委員会 i-Constructionの推進に関するシンポジウム)
本論文は、筑波大学の亀田敏弘准教授と共同研究を行っているLPWA*方式の通信技術を用いて、計測データを効果的に収集するための手法に関する基礎的な研究論文です。将来的なデジタルツインを見据え、多地点のデータを低コストに、また汎用性の高いデータ収集・蓄積システムを提案しています。
*LPWA:Low Power Wide Area-networkは、その名のとおり「省電力かつ広範囲」の無線通信技術の総称です。
論文の詳細は、弊社HPの学術論文コーナーにて閲覧が可能となっております。その他の論文も掲載しておりますので、是非ご覧ください。