インフラメンテナンス国民会議東北フォーラム参加報告
インフラメンテナンス国民会議東北フォーラム令和2年度マッチングイベントが、令和2年12月17日に、国土交通省東北地方整備局を配信拠点としてオンライン開催されました。インフラメンテナンス国民会議は、インフラを良好な状態で持続的に活用するために、産学官民が一丸となってメンテナンスに取り組む社会の実現に向けて、インフラメンテナンスの理念の普及、課題の解決およびイノベーションの推進を図り、活力ある社会の維持に寄与することを目的として、平成 28 年 11 月 28 日に設立されました。具体的には、インフラ老朽化の課題を社会全体で解決する新たなモデルを実現するため、施設管理者や建設業のほか異業種産業、市民、学術研究機関等の産学官民のあらゆる主体の技術や知恵を総動員するプラットフォームとして運営されています。
|
会議では、まず、ニーズ調査報告が行われ、上表のニーズが紹介されました。「道路」では、砂利道の流出防止方法など、「営繕」では、建物の維持管理の判断手法や庁舎等の維持管理等を行う事務職の人材育成・技術支援など、「港湾」では、構造物等の不可視部分や海中部の点検手法や港湾施設水中部点検用器具などがニーズとして挙げられました。これらに対しシーズ紹介が行われ、弊社は、「港湾」のニーズに対して水中3Dスキャナ等の水中点検手法を紹介したほか、ドローンによる橋梁点検の効率化技術を紹介させて頂きました。
社会インフラの維持管理において、多くのニーズがある一方で、対象構造物が膨大な量かつ多種多様であり、それらに対応した点検・調査手法や評価手法は個別となるために、まだまだシーズが追い付いていないと感じています。少しでも、社会インフラの維持管理に貢献できるよう、日々、技術研鑽して参ります。
衝突防止機能付きドローン | 画像処理(SfM/MVS)技術 | ひび割れ幅判読図化システム(K-trace) | 水中3Dスキャナ |
紹介した弊社のシーズ(技術) |