土運搬船土量検測システム
業務事例:土運船土量計測装置による土量検測/広島県(2007)
本計測装置は、土運船の積載土量を効率的に計測する装置です。計測装置は、支柱部、梁部、センサ部、計測部から成り、土運船のデッキからデッキに渡す門型構造となっています。支柱底部は台車型式であり、縦断方向へ容易に移動することができます。
計測は右図にようにレーザ距離計を用いて行い、レーザ距離計から土砂表面までの距離を計測します。レーザ距離計は、3 台を2m間隔で配置し、梁に沿って2~3段階にスライドさせることにより、横断方向の全測点を計測します(計測時間:1分程度/断面)。続いて、台車により縦断方向へ移動し、同様の作業を繰り返します。各測点の計測は土量計測システムによるコンピュータ制御とし、計測終了後、即座に土量を計算することが可能です。
計測装置概念図
計測イメージ
計測状況
レーザ距離計
土量算出方法
土量算出は平均断面法により行っており、土量計測システムに各船舶の形状・寸法等を事前に入力することにより、検測結果から自動的に土量を算出します。
算出結果は、船名・検測日時・検測結果および土量算出結果を、船名・検測日時をファイル名としたテキストファイルに記録します。
土量計測システム画面
算出結果