豪雨災害の教訓を伝える「広島市豪雨災害伝承館」
平成26(2014)年8月20日未明に、広島市安佐南・安佐北区などで起きた豪雨災害では、土石流や崖崩れが相次いで発生し、災害関連死を含めて77人が亡くなりました。この豪雨災害をはじめとする自然災害で得た教訓や知識を学び、防災意識の高揚、防災活動の促進など、市民が自ら「防災まちづくり」を推進する新たな拠点として、安佐南区八木三丁目に「広島市豪雨災害伝承館」が令和5年9月1日に開館しました。豪雨災害伝承館は2階建てで、当時の被災の状況を伝える写真や映像を展示したエリアのほか、防災について学ぶ研修室などが設けられています。
当社は、展示エリア内にあるガイダンス映像<語り継ぐ~平成26年(2014年)8月広島豪雨災害の記録~>の制作を担当しました。地域住民の方々をはじめ多くの方のご協力を得て、被災直後から記録されたデータを用い、同時多発的に発生した土石流や急激な速さで迫りくる土石流を再現したCGを制作しました。CGの他、被災時の気象状況や被災直後の様子を再現した3次元モデル、被災当時のニュース映像などをまとめた映像は、幅3.2m×高さ1.8mの壁・床2面のスクリーンに投影されます。
豪雨災害伝承館にてガイダンス映像が永続的に放映され、地域の防災・減災の取り組みに少しでも寄与できることを願っています。
広島市豪雨災害伝承館 | ガイダンス映像上映の様子(壁・床2面投影) |
●土石流再現CG
同時多発的に発生した土石流の様子 | まちを襲う土石流の様子 | 急激な速さで迫りくる土石流の様子 |
※ガイダンス映像は、広島市から当社が委託業務を受け、制作しました。 |
<広島市豪雨災害伝承館の概要>
所在地/〒731-0101広島市安佐南区八木三丁目24番23号
連絡先/TEL 082-832-0091 FAX 082-832-0095
開館時間/10:00~17:00
休館日/(月)、(祝)・(代)の翌日(直後の(土)、(日)、(祝)・(代)でない日)、8月6日、年末年始
※少人数の自由見学は予約不要。その他、詳しくはホームページでご確認ください。公式サイト http://trdmc.jp/