モバイルレーザスキャナ
モバイルレーザスキャナ KAARTA「STENCIL」
GNSS不要で、屋内外のリアルタイムローカライゼーション(自己位置推定)&マッピング(地図生成)が可能な3Dマッピングユニットです。スキャナはVelodyne LiDAR社のVLP-16を使用しています。この小型機器内でリアルタイムにVLP-16とカメラデータを統合処理し、非常に狭い環境や広いフィールド、特徴点が少ない場所でも3D点群を取得できます。
主な特長
- GNSSでは計測が困難な木やビルの陰に隠れる環境や屋内、地下空間でも使用できます。
- 小型軽量のため、手持ちでの計測が可能です。
- 内蔵の小型PCにモニタを接続することで計測の操作やファイル管理が可能です。
- データはリアルタイムに自動合成し、統合された点群データとして出力が可能です。
仕様
モデル名 | STENCIL |
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スキャナ | Velodyne VLP-16 |
測定距離 | 1~100m |
測定点数 | 約300,000点/秒 |
視野 | 360°×30°(±15°) |
精度 | ±3㎝(1σ@25m) |
カメラ | 640×360@50Hz |
IMU | 6DoF-MEMS X,Y,Z,Roll,Pitch,Yaw |
レーザクラス | 1 |
ファイル形式 | .ply, .las |
バッテリー持続時間 | 2時間 |
外形寸法 | 162mm×111mm×141mm |
重量 | 約1.5kg |
動作電源 | DC12~19V |
主な用途
- MMS等では困難な狭い道路の計測
- 地下空間の計測
- 構造物内部などの閉塞空間の計測
- 森林内の計測
適用事例
- 事前調査としての簡易3D計測・・・・・・・・現地踏査、計画
- 砂防堰堤の現況調査・・・・・・・・・・・・維持管理、防災
- 工場内設備の現況調査・・・・・・・・・・・維持管理
- 砂防堰堤計測状況
- 計測データ(データは標高差により段彩表示)
- 破損ブロック
- 断面表示