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トピックス/業務事例紹介
  
【業務紹介】  [KEYWORD] 品質管理
鉄筋コンクリート造建築物における品質管理
−JASS5の改定と鉄筋のかぶり厚さの非破壊検査法−

JASS5の改訂

2009 年2 月に改定された日本建築学会 「建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事2009」においては、これまで主に、型枠脱型後の外観検査によって確認されていた構造体コンクリートのかぶり厚さについて、新たに、かぶり厚さ不足の兆候が認められた場合、非破壊検査によって確認することが規定されました。また、同仕様書では、JASS 5 T-608:2009「電磁誘導法によるコンクリート中の鉄筋位置の測定方法」または、同等の精度で検査を行える方法に従って、鉄筋位置を測定することが規定されています。
なお、かぶり厚さなどの配筋調査法としては、この他に電磁波レーダ法(RCレーダ等)があります。しかし、型枠脱型後はコンクリートの含水率が急速に変化するため、測定精度が比誘電率に左右される電磁波レーダ法でJASS 5 T-608と同等の精度で検査を行うためには、その含水率も精度よく測定する必要が生じます。
 

検査フロー


(参考)かぶり厚さ不足が発生しやすい箇所(JASS5より引用)-----------

  下図に示すように、コンクリートの打ち込み中にスペーサーやバーサポートが外れて、鉄筋位置がずれたり、型枠が変形したりして、所定のかぶり厚さが確保されない場所が生じます。
一般的には以下の箇所でかぶり厚さ不足となる可能性が高いと言えます。
(1)部材の下面とその隅角部や端部
(2)部材が交差する配筋密度が高い部位
(3)鉄筋の継手・接合箇所および定着筋周辺


鉄筋のかぶり厚さの探査

当社では、このJASS 5 T-608に対応した検査法として、フェロスキャン鉄筋探査システムPS200(HILTI社製)による検査を行っています。測定部位、部材の配筋状態に合わせ、走査線(X軸、Y軸)に沿って探査し、鉄筋径、本数、かぶり厚さを把握します。今回の検査のような品質管理では、鉄筋径が既知であるため、あらかじめ使用鉄筋径の情報を入力しておくことにより、探査精度がより向上します。



検査状況(柱)

探査結果(壁)
■探査結果
 
かぶり厚さ
ピッチ
縦筋
D9
74〜76mm
232〜264mm
横筋
D9
84〜86mm
225〜255mm

 
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