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 【トピックス】 掲載日:2014年10月20日
トレント法によるコンクリートの透気試験

コンクリートの鉄筋腐食は、水分や酸素、二酸化炭素、飛来塩分の浸透によって発生し、促進されます。これらは、コンクリート表層部の緻密性(透気性能)と関係があることから、かぶり厚とともにコンクリート表層部の品質確認が耐久性能を考える上で非常に重要です。

表層部の緻密性の確認試験の1つとして、トレント法があります。今回は、そのトレント法についてご紹介します。この方法は、スイスのトレント博士によって開発されたもので、完全に非破壊で試験方法も簡便なことから、新設構造物の品質確認の1つとして試験の依頼が増えてきています。

 
■トレント法の仕組み
1 コンクリートの表面にチャンバー(密閉空間)を作り、この内部を一定の真空圧力空間とし、表層部の空気をセルに吸い込みます。
2 チャンバー内の空気を吸い上げた状態から、圧力が一定時間でどれだけ変化するかを測定します。
2 計算により、コンクリートの透気係数(KT値)を自動的に算定します。
KT値は 10-16m2で表し、KT値が低い(圧力変化量が小さい)ほど表層のコンクリートが緻密であると評価されます。

   

トレント法の仕組み

      
※測定部セル(i)の正確な測定のために、測定部セル(i) の外側に外周セル(e) を配置し周囲の影響を排除しています。

ダブルチャンバーの仕組み

 
■トレント法の主な特徴
1 完全な非破壊試験であり、同一箇所での試験が可能である
2 同一箇所の試験での再現性が高い
2 測定は完全自動で、短時間で試験が終了(最大で6分)
2 測定結果をその場で表示できる


トレント法による透気試験は、品質確認の他に、表面改質剤・表面塗布剤の効果の確認、塗膜性能の確認、経年劣化による耐久性評価に適用できると考えられています。そのため、近年は技術提案にも採用される等、広く利用されています。
  
   
■主な仕様  
原理 トレント法
電源 AC100-240V
重量 約9.0kg(ポンプを除く)
表示 LCD(タッチパネル方式)
メモリー 最大1000データ
通信 RS232C-USB
環境温度 5℃〜30℃
湿度 <80%
測定範囲 KT<1000・10-16m2
分解能 0.001・10-16m2

測定状況


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