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 【トピックス】 掲載日:2012年2月23日
ギガピクセル画像を用いた構造物の遠方目視調査システムのご紹介

概 要  (事例の紹介

ギガピクセル画像撮影システムは、撮影対象を数十枚から数百枚に分割して写真撮影し、それらを一枚の画像に繋ぎ合わせるシステムです。望遠レンズを使用して遠方の構造物などをこのシステムで撮影すると、数億から数十億画素の画像データとして目視情報が得られます。また、その画像データは一般的なPCでもストレス無く表示され、全体画像の中から見たい各所を容易に視認することができます。

現在、橋梁や建築物、護岸構造物などの遠方目視調査は、現地にて担当の調査員が双眼鏡による目視結果を図面にスケッチし、事務所にて清書して調査結果とするのが一般的です。そのため、複数の調査員による評価の確認は困難です。また、調査記録写真は全景を除き代表的な損傷箇所などを撮影する場合が多く、全ての詳細画像情報は残りません。そのため、調査後の再確認は容易ではありません。

本システムを利用すると調査対象の全ての詳細画像が取得できるため、複数の調査員によるクロスチェックが可能になり調査精度が向上します。また、確認したい箇所を全体画像の中から選択できますので作業を効率的に進めることができます。そして、現地での作業は写真撮影が主になりますので、現地作業の軽減が図れます。
 

  
画像合成イメージ

システム構成

現場では、望遠レンズ+デジタル一眼レフカメラ+モーターマウント雲台から構成される本システムをセットし、撮影範囲と調査目的に応じて必要な解像度を考慮して、パラメータを設定します。設定を決めてシステムを作動させると、モーターとシャッターが自動で作動して設定した範囲の撮影を行います。撮影された数十枚から数百枚の画像は専用の画像合成ソフトを用いて一枚の画像に合成されます。数億から数十億画素の高解像度画像となりますが、この画像は特別なファイル構造になっておりPCで軽快に閲覧することができます。

この画像をPCモニター上で詳細に閲覧していくことで、問題箇所を発見し損傷程度の判断ができます。これらの作業を事務所で行えば、情報を複数人で確認・共有することができ、調査員一人の判断に左右されない客観的な判断が可能となり、調査結果の信憑性が増します。そのうえ、画像が手元に残るため後からいつでもそれを活用することができます。例えば、特定の損傷箇所を改めて確認したい場合は、目的の箇所をとても探しやすいシステムですし、時系列的な変化を比較したい場合は次年度以降の撮影画像と並べて両者を確認することもできます。


事例の紹介

このマークのリンク先では、弊社サーバー内のデモ用ギガピクセル画像をご覧になれます。マウスの左クリックをドラッグすることで閲覧範囲を移動できます。マウスホイールを回すことで拡大&縮小ができます。ぜひ、高画質のシステムをご体験ください。
 
コンクリート構造物の遠方目視調査

重力式コンクリートダムを撮影した事例です。対象より約200mの地点から約150枚の画像を撮影し、合成処理を行って約12億画素(5.7万×2.2万ピクセル)の画像を作成しました。


画像を拡大していくと、コンクリート表面のクラックや漏水、エフロレッセンスなどを確認することができます。
全周パノラマ画像

本システムに搭載する望遠レンズを広角レンズに変えると、周囲の状況を360度記録する全周パノラマ画像を撮影することができます。通常撮影する画像より現場周辺の状況や空間が伝わりやすく、記録保存や共有・公開に最適です。活用例としては、文化財建造物の記録写真や資料館・HPなどでの公開、施工現場での工事記録、現地調査記録などが考えられます。

この事例は神社で撮影した全周パノラマ画像です。撮影地点を中心に全方向を撮影した画像を一枚に合成し、あたかもその場にいるかのような臨場感のある画像が得られます。複数枚の写真を見るより現場の状況を空間的に把握出来るため、伝わる情報量が格段に増します。

 
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